2012年1月11日水曜日

還暦いろはかるた

還暦いろはかるた

「老人いろはかるた」は主に70歳以上対象でしたが、今回は、60歳代対象に「還暦いろはかるた」を作りました。お楽しみ下さい。

○い
「犬もあるけば棒にあたる」→ 
「犬も勤めれば定年退職」
実績を上げなくても静かに年月が経てばめでたく定年退職。
○ろ
論語読みの論語知らず
「論より証拠」 → 
「ロングよりショート」
ゴルフも距離のあるロングホールはしんどい。ショートホールと寄せで稼ぐ。
○は
「花より団子」 → 
「ハゲより白髪」
白髪であろうとなんであろうと髪の毛は絶対にある方が良い。
○に
「にくまれっ子世にはばかる」 → 
「肉離れ予期せず発生」
テニスでちょっと走っただけで肉離れ。若いときはこうではなかった。
○ほ
「骨折り損のくたびれ儲け」 → 
「骨磨り減ってくたびれ関節」
軟骨がどんどん減っていく。
○へ
「下手の長談義」 →
「下手の長履歴書」
履歴書にダラダラ書いている内容で40年間勤めた長さは分るが、再就職への決定打がない。
○と
「年寄りの冷や水」 → 
「年寄りの冷遇」
ハローワークに行っても60歳からの就職口は非常に少ない。
○ち
「ちりも積もって山となる」 → 
「ちりも積もって年金受給」
わずかずつでも長年掛けておれば受給資格が出来る。
○り
「律義者の子沢山」 → 
「リッチな者の口座沢山」
定年後に貯金の多い人は色々な銀行に口座を持っていらっしゃる。ウラヤマシイ。
○ぬ
「糠に釘」 → 
「ぬるま湯の退職後」
また働きたいとも思うが、無職の安逸な生活から抜けられない。
○る
「類は類を持って集まる」 → 
「累積脂肪、肝臓に集まる」
いわゆる脂肪肝。
○を
「老いては子に従う」 → 
「老いていないし子に従わない」
まだまだ我が子より自分のほうが上だ!(と本人は思っている)。
○わ
「笑う門には福来る」 →
「笑うかどうかは福祉政策次第」
自分で運命を切り開く力はなく、結局は国頼み。
○か
「蛙のつらに水」 → 
「却ってつらいサンデー毎日」
ずっと毎日が日曜日でもどう過ごしてよいやら。
○よ
「夜目遠目傘の内」 → 
「読めといっても字が小さい」
それは字が小さいのではなく老眼です。
○た
「旅は道づれ」 → 
「旅はお遍路」
四国八十八箇所人生を見つめなおす旅に出る。
○れ
「良(れう)薬は口に苦し」 → 
「連チャンは応じ難し」
飲み会でもゴルフでも、連日のお付き合いは無理。
○そ 
「総領の甚六」 →
「ソーダ割のジンロック」
ストレートとかロックとかもう無理。全部薄く割ってちょうだい。
○つ
「爪に火をともす」→
「妻に屁をかます」
長年一緒に居ると羞恥心もクソも無くなる。
○ね
「念には念を」 → 
「年金のうえに年金」
厚生年金に企業年金を上積みできれば楽チン。
○な
「泣きっ面に蜂」 → 
「泣くに泣けない確定拠出」
退職後年金投資の損は自分の責任。
○ら
「楽あれば苦あり」 → 
「楽な体と苦しい家計」
仕事が無くて体は楽だが、支出は切り詰めなくては。
○む
「無理が通れば道理が引っこむ」 → 
「無理なベルトでおなか引っこむ」
きつく締めたベルトがおなかに食い込む。
○う
「嘘からでたまこと」  → 
「うつからでた自殺」
老人性鬱病にご注意、周りの人も気をつけてあげて。
○ゐ
「鰯の頭も信心から」 → 
「怒りを抑える訓練から」
退職後はもう上司も居ないので世の中全てに怒り放題。周りの人に嫌われるよ。
○の
「のど元過ぎれば熱さ忘るる」 → 
「脳が衰え単語忘れる」
昔は縦横に使っていた様々な言葉が今は思い出せません。
○お
「鬼に金棒」 → 
「老いにはかなわん」
情け無いことだが自然の理。
○く
「果報(くゎほう)は寝て待て」→
「九時は寝て待て」
退職前は朝早く起きて出勤し九時から仕事、今は寝床で極楽。
○や
「安物買いの銭失い」 → 
「野菜作りの根気失い」
定年後思い立った家庭菜園も立派な収穫までには努力と忍耐が必要。
○ま
「負けるが勝ち」 → 
「前倒し支給が勝ち」
年金を65歳になる前に繰り上げ支給で開始し額を確定させた者が勝ち。
○け
「芸は身を助ける」  →
「毛は身を助ける」
若い者に負けないようにと思うが、とりあえず毛髪が無いと話しにならない。
○ふ
「武士は食わねど高楊枝」 → 
「部下はおらねど高肩書き」
再就職ポストで大した地位ではないのに肩書きだけは立派。
○こ
「子は三界の首枷」 → 
「子は三が日も忙しい」
わが子は正月も遊びで忙しく実家に戻って来ない。
○え 
「得手に帆をあげる」→
「映画に熱をあげる」
映画館の老人割引が効くようになりました。
○て
「亭主の好きな赤烏帽子」 → 
「亭主の好きな赤パンツ」
還暦祝に子供に貰った赤いパンツをずっと何年も愛用しております。
○あ
「頭かくして尻かくさず」 → 
「頭に浮かんで口から出ず」
ホラ、アレ、アレとかアソコ、アソコとか、単語が直ぐに出てこない。
○さ
「三べん廻って煙草にしょう」 → 
「三べん聞いても煙草でパー」
物覚えが悪くなり、何回も聞いても煙草一本吸った瞬間に忘れる。
○き
「聞いて極楽見て地獄」 → 
「聞いても記憶に残らない」
記憶力が減退し、モノがなかなか覚えられない。
○ゆ
「油断大敵」 → 
「勇断してタイ移住」
物価の安いタイで老後の生活を楽しもう。
○め
「目の上のこぶ」 → 
「目の上の大量老人」
日本には自分より年上で自分より沢山の年金をもらっている老人がワンサカ。
○み
「身から出た錆」 → 
「身から出た腹」
胸の筋肉が落ち、かわりにどんどん下腹がせり出してくる。
○し
「知らぬが仏」 → 
「シニアであるが死にはしない」
まだまだ壮年、あと20年は大丈夫。
○ゑ 
「縁は異なもの味なもの」 →
「縁で異業種再就職」
なかなかぴったり合う再就職先は無い。
○ひ
「貧乏暇なし」 → 
「貧乏になったが暇はある」
給料も仕事も両方無くなった。
○も
「門前の小僧習わぬ経を読む」 → 
「元の場所に帰り思い出す」
あることをしようとして現場まで来たら何をしようとしていたか忘れている。
○せ
「急いては事を仕損じる」 → 
「急いてやるべき事がない」
今やもう、ゆっくり人生を送るのみ。
○す
「雀百まで踊り忘れず」 → 
「雀百までビートルズ」
若い頃からの音楽嗜好は変わらない。
○京
「京の夢大坂の夢」 → 
「今日も悠々大笑いで悠々」
毎日楽しく明るく第二の人生を過ごしましょう。


(Note)
この還暦いろはがるたは2012年1月12日バージョンです。
著作権フリー(GNU FDL程度)としてどんどん使用してください。
「もっと気の利いたものがあるよっ」とのことでしたら、投稿大歓迎!
みんなで磨いていきましょう!
*一首「て」を老人いろはかるたと交換(2012.01.12)

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